【AI】複雑に重なった図形の線(縁取り)を透明にして切り絵のような効果に
イラストレーターでイラストを描くと、いくつものパーツを作ってひとつの絵に見せる、ということが多いです。
例えばこの薔薇の絵なんですが、14個のパーツが重なって成り立っています。
イラストを選択をするといくつもの線(パス)が重なっているのが分かります。
この薔薇を構成するひとつひとつのパーツの塗りはピンク、線は白に指定されています。
背景が白の場合は問題ないんですが、他の色を背景に使い、背景に馴染ませたい、というときに問題になります。
そのまま薔薇の線の色を透明にしても、重なった部分の色が透けてしまうので、うまく薔薇の縁取りを表現できません。
このひとつひとつバラバラになっているパーツの白い線の部分を簡単に結合する方法を公開します。
①まずイラストに関係するすべての線をアウトライン化してください。
図形を全選択し、[オブジェクト]-[パス]-[パスのアウトライン]
線(パス)が塗りに変換されます。
②[パスファインダ]-[刈り込み]
表面上は見えない隠れた部分が刈り込まれ消えます。
③[パスファインダ]-[合流]
白い塗りの部分がひとつに結合します。
④グループを解除し、結合しひとつのパーツになった白い塗りの色を透明にして完成です。
これで、背景の色に薔薇が馴染みました。